【ソフトバンク】工藤公康監督、浅村&西獲り直接出馬

スポーツ報知
宮崎入りし花束を贈られ笑顔の工藤監督と武田

 ソフトバンク・工藤公康監督(55)が9日、国内FA権の行使を表明した西武・浅村栄斗内野手(27)、オリックス・西勇輝投手(28)との交渉に、自ら出馬する考えを表明した。「必要であれば、当然話はする。ぜひ一緒にやっていきたい」とラブコールを送った。

 お手本は「ON」だ。工藤監督自身、1994年に西武からダイエー(現ソフトバンク)へ、99年にダイエーから巨人へFA移籍。94年オフには就任したばかりの王監督(現会長)、さらに99年には長嶋監督から直接口説かれ、入団を決意した経験がある。この日は秋季キャンプ地の宮崎へ移動。福岡空港で「新しいチーム(への移籍)は不安がある。監督が伝えた方が安心する」と熱っぽく語った。

 FA交渉での監督の出馬となれば、球団では2006年に小久保が巨人から復帰した際の王監督以来。工藤監督は「うちは常に強くなきゃいけない」と貪欲な姿勢を見せた。W獲りの大補強へ、今オフは自ら積極的に動く。(嶋田 直人)

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