【侍ジャパン】甲斐、唯一のマルチ「コンパクトにいこうと思っていた」
スポーツ報知
◆日米野球第1戦 日本7x―6全米(9日・東京ドーム)
甲斐のバットから痛烈な打球が飛び出した。5回先頭。ゲラから中前安打を放った。この一打をきっかけに打線がつながり、秋山の走者一掃同点二塁打が生まれた。日本シリーズでは“甲斐キャノン”がさく裂し、6連続盗塁阻止で日本シリーズMVPに輝いた男が、チーム唯一の複数安打をマークした。
動くボールにしっかりと対応した。3回先頭ではゲラのツーシームを左前安打とし、5回の打席もツーシームを攻略。「コンパクトにいこうと思っていた」。いずれも先頭での安打が得点につながるなど、チームの劇勝に貢献した。
稲葉監督は「捕手3人がそれぞれ持ち味を出してくれた。拓也は2安打でリード面でもよかった。もっと大きく成長してほしい」と期待。侍ジャパンの正捕手として守備だけではなく、打撃でもMLB選抜に存在感をみせた。(後藤 亮太)