【侍ジャパン】秋山、止まらん2戦6打点「右方向に打つことを心がけた」

スポーツ報知
3回無死三塁、源田の一塁適時内野安打で生還した秋山はナインとタッチ

◆日米野球第2戦 全米6―12日本(10日・東京ドーム)

 緩い球に体勢を崩されかけても、精密なバットコントロールが上回った。1点リードの3回無死二塁。秋山は外角のチェンジアップを右中間に運んだ。快足を飛ばし、適時三塁打。「(田中)和基がチャンスメイクしてくれたので、右方向に打つことを心がけた」。最低でも進塁打。野手陣最年長30歳の献身的な姿勢が極上の結果を生んだ。

 MLB対策の打撃フォーム変更が功を奏した。歴代の日本人メジャー選手を参考に、重心を落として右足の上げ幅を小さくし、速く動く球と変化球の緩急に対応。「付け焼き刃なところはあるけど、引き出しが増えればいい」。4回に中前にはじき返し、5回2死満塁では左前に2点適時打。3番に座った9日に続き、この日は1番に入り猛打賞で2戦計4安打6打点だ。

 MLB選抜の松井コーチに「秋山君もやはり印象に残っています」と言わしめた。「背番号55」の誇りはスラッガーからヒットマンに受け継がれた。

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