【ロッテ】井口監督、台湾遠征での収穫は今季1軍出場ゼロ男「来年使える」

スポーツ報知

 ◆ラミゴ7―2ロッテ(11日・台湾桃園国際棒球場)

 ロッテは先発・種市篤暉投手(20)が4回6失点と打ち込まれた。打線も4回の井上の適時二塁打と9回の岡の適時三塁打の2得点に終わるなど完敗だった。井口監督は「勝ちたかったですけど、種市は真ん中に球が集まって打ち込まれた。向こうの積極的な打撃にやられたという感じでした」と悔しがった。

 台湾遠征の3試合を終えて「打線に関しては積極的に振っていくようになった。強いスイングを心掛けるようにやってきて、それが試合で出てきているかなと思う」と振り返った。

 中でも3戦で13打数5安打の打率3割8分5厘、2打点をマークした香月を「非常にいい打撃を見せてくれた」と称賛。今季は1軍出場なしに終わった22歳について「今年も何度か上に上げようと思っていた。4、5回(昇格の)タイミングがあったけど、その時に限ってタイミングが悪かった。彼も悔しい思いをしていた。台湾で結果を出してくれて来年使えるんじゃないかという思いにはなりました」と戦力としてメドが立ったことを明かした。

 指揮官は続けて「中堅が今年のような成績じゃチームは勝てない。若手が底上げして彼らを脅かすような選手になってもらわないとチームは強くならない。春のキャンプからチーム内の競争が激しくなってくれればいいなと思う」と、今回遠征に参加していないベテランや中堅への刺激になることを願った。

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