岩隈久志が野球教室でサプライズ投球「楽しかった」

スポーツ報知
サプライズでマウンドに立った岩隈

 今季限りで米大リーグ・マリナーズを退団した岩隈久志投手(37)が11日、岩手・宮古市の「キット、サクラサク野球場(宮古市田老野球場)」で、野球教室を行った。自身がGMを務める草野球チーム「三陸鉄道キットDreams」と宮古市学童選抜との試合にも飛び入り参加。東日本大震災以降、毎年続けているという子どもたちとの交流を楽しんだ。

 子どもたちと同じ笑顔で、野球を楽しんだ。守備では一、三塁を守り、打っては2打数1安打。Dreamsの引退選手が最後の打席に立つと、サプライズでマウンドにも立った。「楽しかったです。見るだけの予定だったけど、一緒に楽しくやらせてもらった」。恒例のイベントに「毎年来させて頂いてますし、僕も楽しみにしている。1年1年、成長している姿を見るのもうれしい。逆に僕が勇気をもらえる」と目を細めた。

 メジャー移籍後も、大事にしてきたイベント。「子どもたちには、地域に貢献できる子に育ってもらいたい。野球を通じて、僕が来る意味も伝わったらうれしい」と思いを語った。自身の去就については、未定を強調した右腕。どこでプレーすることになっても、変わらず被災地の子どもたちに寄り添っていく。(山口 泰史)

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