【侍ジャパン】巨人・岡本、16打席目の初安打 ボテボテゴロに全力疾走「ヒットはヒットなので…」

スポーツ報知
一塁の守備についた岡本(左)と談笑する松井コーチ

◆日米野球第3戦 日本3―7全米(11日・東京ドーム)

 日米野球第3戦は、開幕2連敗を喫したMLB選抜が先発全員安打となる12安打を放ち、初勝利。侍ジャパンは8番に“降格”となった岡本が、壮行試合から16打席目で待望の侍初安打を放った。

 全力で一塁まで駆け抜けると、スコアボードにはHランプがともっていた。7回2死。岡本がヌノの外角低めチェンジアップをバットの先で捉えると、打球は高く弾み、捕球した二塁手の送球がそれて内野安打となった。「ヒットはヒットなのでよかったです」。壮行試合から含めて計16打席目で侍ジャパン初安打。初戦の6番から1戦ずつ打順を下げ、この日は8番でスタメン出場。野手では唯一無安打で取り残されていたが、待望の一打となった。

 7日の台湾との壮行試合で代表デビューしたが、日米野球では外国人投手特有の手元で動くボールに苦戦。この日は2戦で10打数1安打の山川とともに全体練習前に室内練習場で打ち込んだ。岡本はフリー打撃でも中堅から逆方向への打撃を徹底。「体が開いていた。欲が出ていたのかもしれないので、基本に戻ってですね」。2打席目にあと少しでスタンドインという右飛を放つなど、状態は上向く

 すると山川も持ち味を発揮。9回2死一塁、シーズン未経験の代打で岡本に代わって打席に立つと、走者が二塁に進んでから右中間フェンス直撃の適時二塁打を放った。「2軍から1軍に上がった時を思い出して、初球から集中していた。これが何かのきっかけになると思う」。3戦目で初黒星を喫した侍だが、両リーグ屈指の若き大砲に復調の兆しが見えた。(後藤 亮太)

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