【侍ジャパン】稲葉監督、モリーナの強肩にやられた「一気に流れが変わった。あそこが全て」

スポーツ報知
9回、選手交代を告げる稲葉監督(カメラ・清水 武)

◆日米野球第3戦 日本3―7全米(11日・東京ドーム)

 一見してメジャーのパワーに屈した敗戦の中で、稲葉監督は「流れ」を逸したワンプレーを敗因に挙げた。4回、同点としてなお2死一、二塁。強肩・モリーナのけん制で一塁走者の上林が刺され、押せ押せのムードがついえた。

 「今日は野球の流れを非常に感じた。モリーナ選手に刺されたところで一気に流れが変わった。あそこが全てだし、徹底させてあげられなかった私の責任」。直後の5回、そのモリーナの3ランなど4点を失い、大勢が決した。20年東京五輪をにらみ、指揮官は「防げたかなというミス。一発勝負になるにつれて気をつけないと」と自分に言い聞かせるように語った。

 投手陣は7失点。長いリーチで外角をスタンドまで運ばれ、稲葉監督は「内角に投げ切ること」とテーマを掲げた。第3戦までは登板予定投手を決めていたが、13日の第4戦(マツダ)から本番モードの継投を解禁予定。東京Dで得た教訓を、残り3試合、そして20年に生かす。(宮脇 央介)

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