【阪神】望月「おしゃれスライダー」指揮官ベタ褒め

スポーツ報知
望月

 阪神の望月惇志投手(21)が13日、「おしゃれスライダー」で矢野燿大監督(49)をうならせた。秋季キャンプ2度目の紅白戦に紅組の2番手で登板。2イニング目の5回2死一、二塁、ボールからストライクに斬り込むスライダーで植田から空振り三振を奪った。

 フルカウントからの変化球に、指揮官は「あそこでの外スラは、おしゃれ。抑え方がおしゃれ。分かる?」とベタ褒め。今までなら四球を出せない場面で直球勝負を選択していた望月だが、キレ、制球に課題を残す変化球をあえて選んだ。「(直球のサインに)首を振って投げました」と納得の表情だ。

 今季、中継ぎで37試合に登板し、防御率4・30ながら150キロを超える直球でブルペンに欠かせない存在に成長した望月だが、本来は先発候補。この日は3回2安打無失点4奪三振で、矢野監督も「先発で使いたいなという魅力をすごく感じる」とほれ直した。先発ローテ入りへ、アピール成功だ。(長尾 隆広)

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