【阪神】ドラ1近本、仮契約「40盗塁はしたい」

スポーツ報知
阪神と仮契約を結んだ大阪ガス・近本光司は、球団旗を背にやる気を見せる

 阪神からドラフト1位指名された大阪ガスの近本光司外野手(24)が15日、“赤星超え”を宣言した。兵庫・西宮市内のホテルで契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円で仮契約した。

 プロ入りを意識し始めた今年から阪神の先輩・赤星憲広氏を目標に定めていた。新人から5年連続で盗塁王に輝いた伝説のスピードスターの1年目(01年)は39盗塁で新人王も獲得。憧れの存在だが「40盗塁はしたい。『2世』より、それを超える選手になりたい」と言い切った。畑山チーフスカウトも「赤星と比較しても足、打撃は遜色ない」と太鼓判を押した。

 脚力、スタート技術を向上するためにスピードスケートを研究。「氷の上なので体の使い方を参考にした」。2018年平昌五輪で金メダルを獲得した小平奈緒の骨盤の使い方を取り入れた。

 名前にも力強さが宿る。1994年11月に大相撲の貴乃花=同左=が横綱昇進。同年同月生まれで「貴乃花のような立派で丈夫な人になってほしい」と光司と名付けられた。「開幕1軍スタートが一番重要。最終的に新人王と盗塁王を取りたい」。甲子園を駆け回り、盗塁の“横綱”となる。(牟禮 聡志)

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