【阪神】熊谷が走&守でアピール成功 安芸キャンプでシート打撃

スポーツ報知
阪神・熊谷

 阪神の熊谷敬宥内野手(23)が16日、高知・安芸キャンプで行われた実戦形式のシート打撃で「走・守」をアピールした。

 まずは好走塁で矢野監督をうならせた。無死での二塁走者で、板山の左前打の間に一気に生還した。指揮官が「(無死2塁で)ホームに帰ってくることは簡単なことじゃない」と話すように、セオリーでは、無死では無理には本塁は狙わない。それでも「超積極的」をスローガン掲げる矢野野球の申し子は、ためらうことなく三塁ベースを蹴りホームに滑り込んだ。「最後は自分の判断になるので。常に準備をしている」とノーサイン、ランナーコーチを置かない状況でも、判断力の高さをみせつけた。

 遊撃守備でも安定感を発揮。藤谷の鋭い二遊間への打球を横跳びで好捕した。「一つ一つの球際などを大切にやっていきたい。でも、まだまだなんで」と謙虚に答える。矢野監督も「まずレギュラーになろうと思ったら遊撃を守れないと。特に敬宥みたいなタイプはまず『守りは安心だよ』というところを俺らに見せてくれないと。今日は良かったと思う」と改めて成長を期待した。

 プロ2年目の来季は、北條やドラフト3位・木浪らと遊撃争いに挑むイケメン内野手。19試合の出場だった今季から飛躍するため、レベルアップしていく。

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