【阪神】矢野監督、8盗塁15点「超積極野球」で初陣飾った

スポーツ報知
4番手で登板した2年目の浜地

◆練習試合 阪神15―5LG(17日・安芸)

 矢野阪神が17日、「超積極野球」で初陣を飾った。高知・安芸秋季キャンプで初の対外試合となる、韓国・LGとの練習試合。ノーサインで8盗塁を全て成功させて勢いづくと、2発を含む15安打15得点。矢野燿大監督(49)は「今年、ファームでやってきて、当たり前の基準がグッと上がっている。今日ぐらいの(相手投手のクイックの)レベルなら走りまっせ」と、ご満悦で振り返った。

 今季はウエスタン・リーグのシーズン最多記録となる163盗塁を樹立した“矢野チルドレン”が躍動した。「誰の盗塁が一番良かったでしょう?」と、指揮官がご機嫌で報道陣に問いかけた。答えは、6回2死一塁の熊谷の二盗。警戒される中でのディレードスチールだった。「マークされた中でああいう手段もあるわけよ」と、自分で考えてのチャレンジを評価した。

 初回から打者13人で9点。1巡目は3四球を挟む6連打と、一人も打ち取られなかった。最下位からの出直しとなる新チームは、ど派手な大勝で船出。キャンプを訪れたファンの数は、最終日の18日を残し、昨秋のトータルを300人上回る2万6600人となった。新監督の手腕に虎党の期待も高まっている。(島尾 浩一郎)

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