【楽天】ドラ6渡辺佳明、首位打者目指す

スポーツ報知
楽天のユニホームに袖を通し、母・元美さん(右)と記念撮影に応じた渡辺佳

 楽天のドラフト6位・渡辺佳明内野手(21)=明大=は18日、都内のホテルで契約金3000万円、年俸750万円で契約合意。中日・松坂大輔(38)ら多くのプロ野球選手を育てた横浜高の渡辺元智前監督(74)を祖父に持つ佳明は、自身の活躍で祖父の偉大さを証明することを誓った。

 “渡辺”の姓は、重荷ではなく誇りだ。「横浜高出身で活躍されてる先輩がたくさんいる。自分もその一員になりたい。(元智監督に)一番長く教えてもらったので、今までの人たちよりいい成績を残して、おじいちゃんがすごいと証明したい」と力強く語った。

 持ち味は広角に打てるバッティング。4年秋のリーグ戦では4割2分をマークし、東京六大学の首位打者に輝いた。「(首位打者は)大学に入ったときからの目標で、最後の最後に取れた。プロに入るにあたって、自信もついた。プロの世界でも首位打者を目標にしていきたい」と志は高い。

 課題も分かっている。大学ではリーグ戦の本塁打がゼロだった。「長打力が足りていない。入るまでの時間で少しでも改善して、キャンプにいい状態で入りたい」と前を向いた佳明。祖父の教えを胸に、遊撃のレギュラー争いに名乗りを上げる。(山口 泰史)

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