【オリックス】浅村サイドから交渉前に断られた

スポーツ報知
13年7月、味方の得点にベンチ前で喜ぶ浅村(左は岸)

 西武から国内フリーエージェント(FA)権を行使した浅村栄斗内野手(28)の移籍先に楽天が有力となったことが19日、分かった。この日、浅村と直接交渉を予定していたオリックスの長村球団本部長が浅村の代理人から断りの連絡があったことを明かした。楽天は前日(18日)に浅村と都内で初交渉を行い、石井GMが「移籍ということをマイナスに捉えてほしくなかった。(移籍により)プレーヤーとしても人としても幅が広がる」と熱弁。新たな環境に身を置く大切さを訴え、浅村の心に響いていた。

 オリックスの長村球団本部長は、浅村サイドから断りの連絡があったことを明かした。浅村には4年16億円、背番号「1」か「7」の条件を用意して、交渉に備えていた。だが、この日の午前に代理人から「十分なオファーをいただき、誠意と熱意に感謝していますが、今回にいたっては他の球団のイメージが少しだけよかったので申し訳ありません」という連絡があった。

 交渉の席に着くことさえできなかった同本部長は「相手があることなので仕方がない。会ってから断るのは失礼だという(浅村側の)配慮だと思います」と理解を示す一方、「1回会って、いろんな話をしてみたかったというのは本音」と肩を落とした。今後の補強については「きょうのきょうなので何も言えない」と話すにとどめた。

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