【日本ハム】石川亮、150万増 退寮し自炊挑戦

スポーツ報知
契約を更改した石川。自炊挑戦と来季の正捕手取りを誓った

 日本ハムの石川亮捕手(23)が20日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で契約交渉を行い、150万増の年俸800万円(金額は推定)でサインした。来季は正捕手取りを目標に掲げたほか、今オフに球団寮を退寮予定とあって自炊挑戦にも意欲。「やってみたいという気持ちもあります。男性としての魅力も上がると思う」と野球、私生活、両面での成長を目指していく。

 引き締まった表情が、少しだけ緩んだ。150万円のアップとなり臨んだ交渉の席で、石川亮がはにかんだ。今オフでの退寮が決まったという話題になると「(自炊を)やってみたいという気持ちもあります。まずは簡単な料理から。料理ができるようになったらプライベートなスキルも上がる。男性としての魅力も上がると思う」と熱弁した。

 1人暮らしは人生で初めてだが、料理にはこだわりがあるようだ。「簡単ですけど、オムライスが好きなんですよ。切ったらフワッとなるやつです」と力説。新居は決まっているが、料理道具などは今後、そろえて行く予定だ。ファンからは1人暮らしに備えて料理本の差し入れもあったといい、報道陣に対して「アドバイスをください」とまじめに問い掛ける貪欲さも見せた。

 本職では正捕手取りを目指す。今季は自己最多の32試合に出場したが、「1年間、出続ける中で結果を出す難しさを痛感した」と年間通してのパフォーマンスには安定感を欠いた。今オフは、近藤らが参加する鹿児島・徳之島での自主トレに参加予定。「出た試合の勝率を高めて勝てる捕手になれるように。少ないチャンスから始まる可能性は高いけど、死にものぐるいでレギュラーを取りにいく」と表情を引き締めていた。(小島 和之)

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