【日本ハム】「台湾の大王」王柏融の優先交渉権を獲得…吉村GMも絶賛「史上最高の選手」

スポーツ報知
2月、日本ハムとの親善試合で札幌ドームを訪れた台湾・ラミゴの王柏融

 日本ハムが、海外移籍を目指す台湾・ラミゴの王柏融(ワン・ボーロン)外野手(25)の優先交渉権を獲得した。ラミゴが20日、発表した。千葉・鎌ケ谷の2軍施設で吉村GMは「CPBL(台湾プロ野球)史上最高の選手として、敬意を持って評価している。年齢が若いのも重要」と絶賛した。

 “大王”のニックネームで知られる王は、16年に116試合で200安打、打率4割1分4厘をマーク。翌17年は打率4割7厘、31本塁打、101打点で3冠王を獲得した。

 CPBLでは年間125日以上在籍したシーズンが3度になれば、球団の承認を条件に海外移籍が可能になる規定があり、15年9月からプレーする王は条件を満たした。ラミゴは日米間、韓米間のポスティングシステム(入札制度)を参考に王のための移籍システムを創設し、獲得希望球団を募集していた。入札額、入札に参加した球団は明らかになっていないが、これまでに西武、楽天などが獲得調査を進めていた。日本ハムには今後、30日間の交渉期間が与えられる。(小島 和之)

 ◆王 柏融(わん・ぼーろん=Po―Jung Wang)1993年9月9日、台湾生まれ。25歳。中国文化大から2015年のドラフト1巡目でラミゴ入団。16、17年と2年連続でMVPを獲得。181センチ、90キロ。右投左打。年俸2400万円。

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