【日本ハム】輝星「18」背負う エースナンバー最有力!

スポーツ報知
エースナンバーの「18」を背負うことが有力となった吉田輝星

 日本ハムからドラフト1位指名を受けた吉田輝星投手(17)=金足農=の背番号は「18」が最有力候補となっていることが21日、分かった。今夏の甲子園を沸かせたスターへの期待を込めて、球界では名だたるエースたちが背負ってきた番号を託す方向で調整が進められているもよう。ユニホーム姿は、23日に札幌市内で行われる新入団会見でお披露目される予定となっている。

 球界を背負う投手に成長してほしい―。そんな思いを込めて、エースの代名詞と言える番号を託す。黄金ルーキー・輝星の背番号は「18」で調整が進められているもようだ。日本ハムでは過去に通算167勝を挙げた故・高橋一三氏や岩本勉氏(現野球解説者)、斎藤佑樹(17年から背番号1に変更)らが背負い、今季は7月にロッテにトレード移籍した岡がつけていたが、その後は空き番号となっていた。

 「18」は球界でエースが背負う番号とされ、楽天では現ヤンキースの田中が13年までつけた以降は空き番としており、広島も現ドジャースの前田が16年に渡米して以降は同様だ。今季は西武の多和田が16勝を挙げて最多勝に輝いた。栗山監督は10月26日に行った指名あいさつの際、「メッセージを込めた番号? それはそうでしょう」と思いを込めた番号を授けることを示唆していた。

 北の大地へと渡る輝星も、「18」を背負うだけの資質を持っている。今夏は秋田大会から甲子園準決勝まで10試合連続完投勝ち。秋田勢103年ぶりの準Vに導き、日本中を巻き込んだ“金農旋風”の主役となった。今月15日に行われた仮契約では「球界を代表する投手になりたい」と決意表明するなど、高い志も持ち合わせている。

 高卒ながら、球団は即戦力としての期待を寄せている。大渕スカウト部長が「(魅力は)総合力の高さ。あとは変化球さえ決まれば十分通用する。それ以外の部分では、社会人やプロの選手にもひけを取らない」と評すなど、実力は折り紙付き。未来のエース候補と期待する17歳に、熱いメッセージのこもった番号を託すことになりそうだ。

 注目されるお披露目は、23日に札幌市内で行われる新入団会見となる予定。桑田真澄、松坂大輔ら数々の甲子園のスターがプロで背負った番号を、輝星が北の大地でより一層、輝かせる。

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