北別府学氏、悩めるFA丸に“落合流”のススメ「メンタル、度胸を見習って」

スポーツ報知
北別府学氏

 元広島のエースで野球評論家の北別府学氏(61)が26日、自身のブログを更新し、広島からFA宣言した丸佳浩外野手(29)に「落合さんのメンタル、度胸を見習って欲しい」とエールを送った。

 広島が宣言残留を認める中、獲得を目指す巨人、ロッテの3球団との交渉を終えた丸。25日には「難しいですね。どの選択においてもいろんな考え、方向性があると思うし…。僕も知りたいです、むしろ」と悩める胸中を明かしていた。

 大先輩の北別府氏はこの日のブログで「私もFA権を取得していたんです」と書き出し、「同じ時に落合博満さんも取得して行使されたのですが それは、丸選手以上の話題、騒動でしたよ。FA制度が出来た初年度です」と中日から巨人に移籍した落合博満氏(64)に言及。

 「私が何より驚いたのは、落合さん顔色一つ変えずしれっとさらっと宣言して移籍を決められた事 落合氏のその後の活躍は皆さんご承知の通りです」とし、「私は前例のないFA宣言をする勇気もありませんでしたし、その時は他球団から話もなかったと思います」と振り返った。

 その上で「私の頃のFAの話を書いたのは丸選手に落合さんのメンタル、度胸を見習って欲しいと思うからです」とつづり、「行使するにしても、今のまま留まるにしても莫大なお金が動くだけの価値のある人気選手であるという事に自信を持ちこれからも活躍して欲しいという事。人柄の良い丸選手、大変悩んでいるということを伝え聞き、これほどの騒動を乗り越え更なる活躍をして欲しいとOBとして願うばかりです。ファンの方々も同じ気持ちだと思うよ」と呼びかけていた。

野球

×