【楽天】300万円ダウンの西宮、来季へ験担ぎ「ラストチャンスのつもり」

スポーツ報知

 楽天・西宮悠介投手(27)が5日、仙台市内で契約更改を行い、300万円ダウンの1300万円でサインした。

 今季は同じリリーフ左腕・高梨の成長もあってプロ5年目にして最少の7登板にとどまり、0勝0敗1ホールド、防御率3・86と目立った活躍は出来ず。イースタン・リーグでは34試合に登板し、1勝1敗1セーブ、防御率2・68と安定した成績を残し、投球回(37)を超える42個の三振を奪ったが、苦しんだ1年間を「(1軍に帯同した)1か月間は僕の中では勝負出来たかなと思う。ファームでも先頭に立って投げてればチャンスは来ると思って一生懸命投げていた」と振り返った。

 「同じ成績だったら来年はないと思っているので、ラストチャンスのつもり」という来季は、神にもすがる思いで挑む。1月の自主トレは原点回帰して母校の横浜商科大で行う。「初心に帰って大学で練習をする。1年目も大学から上がって開幕1軍つかめたという縁起のいい場所でもある。練習量を増やすよりも験担ぎを含めながら練習したい」と西宮。悲壮な決意を口にしていた。

 ◆西宮 悠介(にしみや・ゆうすけ)1991年5月1日、茨城・土浦市生まれ。27歳。荒川沖小3年から土浦サニーズで野球を始める。土浦三中では土浦シニアに所属。佐野日大高では2年秋からエース。3年夏は栃木大会準決勝敗退。横浜商大で1年春から登板し、リーグ戦20勝(11敗)。13年のドラフト5位で楽天入団。プロ5年間通算で103登板、8勝1敗4ホールド、防御率4・11、180センチ、80キロ。左投左打。背番号38。

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