【日本ハム】石川直也、2100万円増で来季目標“セーブ王”「40セーブは目指したい」

スポーツ報知
契約更改を終え来季のカレンダーの自分を指さす石川直

 日本ハムの石川直也投手(22)が来季の最多セーブ投手獲得を誓った。札幌市内の球団事務所で5日、契約更改に臨み、今季1300万円から2100万円増の年俸3400万円でサイン。年間通しての守護神君臨を目標に、球団では2012年の武田久以来の“セーブ王”戴冠を掲げた。(金額は推定)

 石川直の言葉には強い意志がこもっていた。「クローザーとして、セーブ王のタイトルを目指したい」。普段は口べたで優しい右腕が発したタイトル獲得宣言。交渉では球団幹部から来季のクローザーとして指名を受けた。「他の球団の抑え(投手)より1個でも多く、40セーブは目指したい」。苦しみながら成長を遂げた今季の経験が、右腕を強くした。

 4年目の今季は自己最多52試合に登板し、チームトップの19セーブと飛躍。開幕直後は新守護神に指名される中、不調のため一時配置転換された。右内転筋肉離れのため、離脱も経験した。シーズン途中から再び守護神に復帰。「後半戦は落ち着いて、状況も考えながら投げることができていた」。信頼を勝ち取り、CS第1S第2戦のソフトバンク戦(ヤフオク)では、堂々としたマウンドさばきでセーブを記録した。

 年俸の増額分の使い道は検討中。「個人的に治療器具とか、そろえられたら、自分でも治療できるのでいいのかな」と“自己投資”するプランもある。「自分が出てきたら相手チームが諦めるような投手になりたい」。目指すは絶対的な守護神。来年の秋、日本一奪還の瞬間にマウンドに立つ自分の姿を強く思い描く。(秦 雄太郎)

野球

×