【西武】菊池雄星、地元・岩手で誓った メジャーで「結果出す」

スポーツ報知
盛岡で行われたイベントで、子供たちとゲームで盛り上がった菊池(カメラ・橋口 真)

 西武からポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を目指す菊池雄星投手(27)が9日、恩師である花巻東の佐々木監督からエールを受け、地元・岩手の子どもたちにメジャーの舞台で活躍することを約束した。

 この日、岩手・盛岡タカヤアリーナで行われた「野球フォーラムin盛岡」~スポーツと食・農で子供たちの未来を創る~に参加した。3日に球団がポスティングシステムの申請手続きを行ってから、初めて公の場で取材に応じた菊池は「野球人口が全国的に減ってきている。僕が結果を出すことで子どもたちも『僕も野球選手になれるんだ』と思えるはず。こういうイベントを通して、より頑張ろうと思えますね」と意気込んだ。

 GMなど球団幹部や代理人らが一堂に会するウィンターミーティングが、現地時間10日(日本時間11日)から米ネバダ州ラスベガスで4日間の日程で開催。来年1月2日(日本時間3日)が期限となる、左腕の争奪戦が本格化する。

 今月上旬から約1週間、滞在した地元では、佐々木監督と何度か顔を合わせ「応援してるよ。楽しんで」と激励されたという菊池。代理人のボラス氏とも毎日連絡を取っており「楽しみと不安と両方の気持ちがあります。なるようにしかならない。今はトレーニングを積むだけ」。各球団との本格的な交渉に臨むため、近日中に渡米する予定だ。(小林 圭太)

 ◆実は小さい頃は「巨人好きでした」 菊池は女子児童から「小さい頃、好きだったチームはどこですか?」と質問され「僕はジャイアンツ(巨人)が好きでした」と回答した。小学生の頃は、月刊ジャイアンツを定期購読し、ファンクラブに入るほどのG党。葉っぱをくわえて登板するアルモンテのマネをして、監督に怒られた思い出もある。また「男だけでなく、女の子にも野球に興味をもってもらって、女子野球の人口も広まっていってほしい」と訴えた。

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