【楽天】ドラ5佐藤、清宮に負けたけど…シャトルラン138本でともに新人記録

2019年1月11日6時0分  スポーツ報知
  • シャトルランで1位になった清宮(左)と2位の佐藤

 新人合同自主トレ2日目となった10日、恒例のシャトルランが行われ、楽天・ドラフト5位の佐藤智輝(18)=山形中央高=が、これまでの新人記録だった森雄大投手の137本(2013年)を超える138本を記録して2位になった。甲子園出場のない最速144キロ左腕が、潜在能力の高さを証明。1位は歴代最高の143本を記録した育成1位の清宮(せいみや)虎多朗投手(18)=八千代松陰高=だった。

 まだ走り続ける清宮が視界からどんどん遠のいていく。佐藤は苦悶(くもん)の表情を浮かべながら、室内練習場の人工芝の上に倒れ込んだ。球団新記録を更新しながら、清宮に5本及ばず2位。「急に疲れがきて、膝が抜けてだめでした。絶対に勝ってやろうと思ってたけど…」。ガックリと肩を落とした。

 徐々に走るペースが上がっていく新人恒例のシャトルラン。今年は120本を超えたところで10選手中8選手が脱落した。9日に「150本以上は走ろう」と誓い合っていた清宮と佐藤のマッチレースとなった。

 125本を超え、ほぼダッシュに近い状態となったが、佐藤には自信があった。山形・陵南中2年時に、同様のシャトルランで147本をマーク。過去の実績を考慮した上での目標設定だったが、140本にも届かず。「あと何十年も破られない記録を作ろうと思っていたけど…衰えてしまった」と悔しがった。

 それでも、森雄大投手が13年にマークした球団新人記録は清宮とともに上回った。投手に不可欠なスタミナでは、十分にアピールした。早ければ13日にも初めてブルペン入りする予定で「投げる準備はできている。ブルペンの空気を一変させるようなボールを投げたい」と意気込んだ。

 塩見貴洋投手(30)が昨秋に腰を手術し、復帰は不透明。チームは先発も中継ぎ投手も不足している状況だ。森山良二投手コーチ(55)は「ルーキーが活躍してくれたら」と期待を込める。最速144キロの直球に90キロ台前半の緩いカーブを織り交ぜ、幅広い投球ができる本格派。体力もアピールし、1軍入りを狙っていく。(高橋 宏磁)

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