【ロッテ】ドラ1藤原、福本さんになる「そういうスキルを身に付けたい」

スポーツ報知

 日本野球機構(NPB)の新人選手研修会が11日、都内のホテルで行われ、12球団から112人が受講した。日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)=金足農=は、野球殿堂博物館でエンゼルス・大谷翔平投手(24)の特設ブースを視察。「自分も飾られるような選手になりたい」と宣言した。中日の同1位・根尾昂内野手(18)、ロッテの同1位・藤原恭大外野手(18)=ともに大阪桐蔭=ら注目ルーキーも出席した。

 レジェンドたちの輝かしい功績を目の当たりにし、藤原の胸は高鳴った。NPB新人選手研修の一環で都内にある野球殿堂博物館を訪問。通算1065盗塁をマークした世界の盗塁王・福本豊氏(71)=スポーツ報知評論家=が1983年に当時の世界記録(939盗塁)を樹立した際に使用していたスパイクを見て、「ドラフト1位で指名してもらって期待もされている。自分の道具も飾ってもらえるくらいの選手にならないといけない」と将来の“殿堂入り”を宣言した。

 1年目から「30盗塁&新人王」を狙うことを公言しているが、足元も見ている。「山田哲人さん(ヤクルト)は『投手の背中を見れば走れる』とか『雰囲気で(走るタイミングが)分かる』と話しているのを聞いた。自分は全く分からないですし、30個も決められない。今は2つ、3つのレベル」と自己分析しつつ、「技術を身に付けたら十分、30個以上狙える足を持っている自信はある」と言い切った。

 盗塁王13回を獲得した福本氏の歴史に触れ「盗塁の数はあり得ない。自分もそういうスキルを身に付けたい」と決意を新たにした藤原。大目標へ近づくためにも貪欲な姿勢でレベルアップに励む。(長井 毅)

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