【侍ジャパン】稲葉日本のライバルは!? 東京五輪予選方式が決定

スポーツ報知
侍ジャパン・稲葉監督

 WBSC(世界野球ソフトボール連盟)はイタリアのローマで理事会を行い、6チームが出場する2020年東京五輪予選の方式を発表した。開催国の日本には出場権があり、20年までに残り5チームを決定する。

 【1枠目・日本=開催国】

 【2枠目・欧州・アフリカ予選最上位1チーム】

 WBSCによると、野球の五輪予選は台湾、イタリア、米国で開催される。最初の予選は9月にイタリアで行われる。19年の欧州野球選手権上位5チームとアフリカ1位のチームが、1つの枠をかけて戦う。

 【3、4枠目】プレミア12のアジア・オセアニア最上位チームと、北中南米の最上位1チーム(アジア・オセアニアがプレミア12で上位6チームに入らなかった場合は除く)

 19年11月の「プレミア12」では最大2チームが出場権を得る。すでに出場が決まっている日本を除くアジア・オセアニアの最上位1チームと、北中南米の最上位1チームが五輪の出場権を獲得する。

 ただし、日本を除くアジア・オセアニアのチームが「プレミア12」で上位6チームに入らなかった場合、最終予選まで出場は決まらないとしている。「プレミア12」は12チームが参加。4チームが3組に分かれてグループリーグを戦い、各組2チーム計6チームが日本でのスーパーラウンドに進出する方式。つまり、日本以外のアジア・オセアニアのチームが全てグループリーグで敗退すれば、「プレミア12」でアジア・オセアニアの五輪出場チームは決定しない。

 【5枠目】米大陸予選の最上位1チーム

 20年3月には8チームによる米大陸予選が米アリゾナで実施される。プレミア12で出場権獲得を逃したチームと、19年にペルーで行われるパンアメリカン大会の上位2チーム(プレミア12参加チームを除く)が、1つの五輪出場枠を争う。

 【6枠目】五輪最終予選(台湾)

 五輪最終予選は台北で行われる。五輪への最終切符をかけ、欧州・アフリカ予選の2位チーム、米大陸予選の2、3位チーム、アジア選手権上位2チーム(五輪出場決定済みのチームは除く)、19年オセアニア予選1位チーム―の計6チームが参加する。

 プレミア12で日本を除くアジア・オセアニアのチームが五輪出場権を獲得した場合は、この最終予選で1チームが最後の五輪切符を獲得。プレミア12でアジア・オセアニアのチームが五輪出場権を逃した場合は、この最終予選で2チームが五輪切符を獲得することになりそうだ。

 欧州・アフリカではオランダやイタリア、アジア・オセアニア地域では韓国、台湾、オーストラリアの実力が高い。北中南米ではアメリカ、キューバ、メキシコ、ベネズエラ、カナダ、プエルトリコ、ドミニカ共和国といった強豪が出場権を競うと予想される。

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