今季からリクエスト対象を拡大 巨人・原監督「よりフェアな野球になる」…監督会議

スポーツ報知
12球団監督会議に臨む原監督(中)(左は吉村、右は宮本両コーチ=代表撮影)

 12球団監督会議が22日、都内で行われ、リクエストの対象が拡大されることが報告された。今季から、コリジョン(本塁での衝突プレー)、併殺崩しの危険なスライディング、頭部死球を巡る判定が対象に加わる。

 導入1年目の昨季は、コリジョンと併殺崩しのスライディングについては、アウト、セーフの判定のみが対象だった。今季はコリジョンや危険なスライディングに当たるかを含めてリクエストができる。

 頭部付近への死球について、頭部に直接当たったかどうかのリクエストも可能に。例えば、審判が打者の頭部に投球が直接当たったとして投手に退場宣告したが、リクエストによる検証で、そうではないと判断した場合、退場は取り消される。また、リプレー検証による決定に異議を唱えた場合、昨季までは監督が退場になると規定されていたが、今季からは「異議を唱えた者と監督」が退場になる。判定を下した審判員はリプレー検証を行う部屋に入らないことも確認された。

 巨人・原監督はリクエストの対象拡大を「よりフェアな野球になると思います」と歓迎した。会議では、リプレー検証で行う際に使用する機材が故障などで機能しない時にはどう判定するのかについて質問したという。「それは審判が判断します、と。ファンや球場に来ている方に対してはどう説明するのかという質問には、当然審判団の人が監督に説明したような形で説明するつもりであるという返答が来ました」と話した。

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