【日本ハム】ダルの移籍真相にびっくり…ドキュメンタリー映画を担当記者がチェック

スポーツ報知
映画「FIGHTERS THE MOVIE」の特別先行上映会にゲスト出演した日本ハムの稲葉SCO(左)と金子打撃チーフ兼作戦コーチ

 日本ハムの稲葉篤紀SCO(46)が23日、球団の北海道移転15年の思い出を振り返った。

 札幌市内でドキュメンタリー映画「FIGHTERS THE MOVIE~Challenge with Dream」の特別先行上映会にゲスト出演。金子誠打撃チーフ兼作戦コーチ(43)や、一般のファン、関係者約300人と作品を観賞。「(一番の思い出は)06年にプレーオフを優勝した時のサヨナラの一打。あれが歴史の始まりだと…、自分で言うのも何ですけど(笑い)」と冗談まじりに当時を懐かしんだ。映画は2月15~28日の2週間、全国20館で限定上映される。

 「北海道日本ハムファイターズ」の15年が118分間に凝縮されていた。日本ハム担当は今季で2季目。自分なりに勉強はしたものの、恥ずかしながら担当球団について何も知らなかったのだと赤面させられた。

 映画は選手、監督、コーチ、フロントら球団を支えてきた出演者たちが、回想する構成だ。移転前年の03年から07年まで指揮を執ったヒルマン氏(56)、現在は米大リーグで活躍するカブス・ダルビッシュ有投手(32)、エンゼルス・大谷翔平投手(24)らも出演。ターニングポイントを振り返りながらストーリーが展開されていく。

 最も印象的だったのは、ダルビッシュ自身が米移籍の真相を明かす場面だ。11年にキャリアハイの18勝を挙げ、国内敵なしと評された右腕。12年1月の移籍会見で「僕はすごく、勝負がしたい。(日本では)それじゃなくなっているというのが、僕が野球をやる上で障害じゃないですけど、モチベーションを保つのが難しくなっていた」と語っていた。右腕が今だからこそ話せる本音を語る姿は目からうろこだった。

 その他にも要所要所にちりばめられた裏話は新鮮そのもの。応援し続ける熱狂的ファンにとっては回顧録。私のような“ファイターズ初心者”には教科書として幅広く楽しめる作品だと感じた。

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