【ヤクルト】五十嵐が正式契約「やってやるぞ」 古巣オファーを「最初は無視」?

スポーツ報知
10年ぶりに古巣に復帰し、会見したヤクルト・五十嵐

 ヤクルトは24日、都内の球団事務所で五十嵐亮太投手(39)=ソフトバンク=と正式契約を結び、入団会見を行った。背番号は代名詞とも言える「53」。10年ぶりの古巣復帰に「このチームに育てられて、戻ってきて、このユニホーム、まして53番をつけて野球すると思ってなかった。それが現実になって、うれしい気持ちとやってやるぞという気持ちです」と声を弾ませた。

 ソフトバンクから戦力外通告を受けても、現役続行への意思は固く、昨年末にハワイで自主トレを行っている最中にオファーを受けた。「伊東昭光さん(編成部長)から連絡があって、最初は間違い電話と思ってなぜか無視してました。それぐらい本当にないと思っていた。2回目があって『どうだ』と声をかけて頂いてうれしかったです。まさか戻れると思っていなかったので」と振り返った。

 充実したトレーニングを終え、23日に帰国した。プロ22年目を迎えるチーム最年長は5月で40歳。チームで40歳シーズン以上の登板は新浦壽夫(41歳シーズン)、木田優夫(40、41歳シーズン)しかいない。

 ◆五十嵐 亮太(いがらし・りょうた)1979年5月28日、千葉県出身、39歳。千葉・敬愛学園高から97年ドラフト2位でヤクルト入団。04年に最優秀救援投手。10年に海外FA権を行使してメッツ入りし、ブルージェイズ、ヤンキースを経て、13年からソフトバンクでプレーした。日米通算860試合に全て救援で登板し、65勝40敗、70セーブ、防御率3・21。178センチ、95キロ。右投右打。

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