【西武】廖任磊、入団会見 内海とガッチリ握手

スポーツ報知
ユニホームに袖を通し、背番号を見せる廖任磊投手

 トライアウトを経て、西武に入団した廖任磊(リャオ・レンレイ)投手(25)が24日、埼玉・所沢市の西武球団事務所で入団会見を行った。

 台湾出身で、岡山共生高に野球留学をした経験があることから16年ドラフト7位で巨人に入団。しかし、1軍昇格は果たせず、昨年戦力外となった。トライアウト後、1番に連絡をくれた西武への入団を決めたリャオは「西武は、松坂(大輔)さんがいたので台湾でもファンが多くて有名なチーム。声をかけてもらったので、恩返しをしていきたいです」と、笑顔で真っ白なユニホームの袖を通した。

 渡辺久信GM(53)は「球の強さが魅力。トライアウトに出ている選手の中でも、チームに足りない部分を埋めてくれる要素を持っていた」と、獲得の理由を話し「(日本での野球経験など)いろいろな経験をしてきたので、その集大成をうちで出してくれたら」と未完の大器に期待を寄せた。

 この日は、会見後に西武第二球場で自主トレを行った。グラウンドにいた巨人時代のチームメート、内海を見つけると、笑顔で駆け寄りガッチリと握手を交わした。「『まさかここで会えると思わなかった。頑張っていこう』と言ってくれました」と、左腕の言葉に安堵(あんど)の表情を浮かべた。 この日はブルペンに入り、捕手を立たせたまま20球。「寒いので軽めに。5~6割の力で投げました。キャンプでは本格的に投げられるように」と、順調に調整を進めていく。

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