【ロッテ】福浦が今季限りで引退…背番号9は“準永久欠番”に

スポーツ報知
今季限りでの現役引退を表明した福浦

 ロッテ・福浦和也内野手(43)が24日、今季限りでの現役引退を表明した。都内のホテルで行われたコーチ会議後に、「球団から2軍打撃コーチに重きを置いてと言われた時点で(引退する)気持ちが強まった」と、決断理由を説明。球団は98年から22年間つけてきたレジェンドの背番号9を“準永久欠番”とすることも決めた。

 26年目の大ベテランは、昨年9月22日の西武戦(ZOZOマリン)で史上52人目となる通算2000安打を達成し、選手として現役続行を表明したが、今季は2軍打撃コーチ兼任が決まり、次世代のチームを担う若手育成を新たな目標に据えた。また、昨季限りで同い年の西武・松井稼頭央(現2軍監督)が引退し、「戦友がいなくなったのも大きい」と、引き際を感じたという。

 “幕張の安打製造機”は、「ファンの前でもう1本打ちたい。ホームラン・ラグーンができるのでホームランは打ちたいですね」。涙はなく、笑顔で締めた。

 ◆福浦 和也(ふくうら・かずや)1975年12月14日、千葉・習志野市生まれ。43歳。習志野高から93年ドラフト7位で投手としてロッテ入団。1年目の夏に打者転向。97年に1軍入りし、翌年から一塁レギュラーに定着。2001年に首位打者、10年にベストナイン。ゴールデン・グラブ賞3度。通算2234試合、打率2割8分4厘、118本塁打、935打点、10盗塁。183センチ、88キロ。左投左打。年俸2000万円。

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