【西武】金子侑が自主トレ打ち上げ 「もう1回、盗塁王を取りたい」

スポーツ報知
スタートダッシュを入念に確認した西武・金子侑司外野手

 都内のグラウンドで行っていた自主トレを打ち上げた西武・金子侑司外野手(28)が25日、3年ぶりの「盗塁王奪還」に意欲を見せた。

 昨オフまでは、3年連続で昨年限りで現役を引退した松井稼頭央2軍監督(43)と自主トレを行ったが、今オフは初めてトレーナーとマンツーマンで調整を続けた。松井は97年に球団最多盗塁の記録を塗り替える62盗塁をマーク。「(松井の記録に)いきたいですよね。もう一回、盗塁王を取りたいです」とタイトル争いを目指す。

 「キャンプでケガをしないためにも、よりキツい練習をできるように」と、この日もスパイクを履いてダッシュを繰り返した。スパイクでの走塁練習は自ら提案し、トレーナーと相談して導入。ランニングシューズより「むちゃくちゃしんどい」と本音をこぼしたが「自分で考えて、いいと思うことはやってみる」と、7年目の自覚をのぞかせた。

 スタートダッシュの様子を動画撮影し、確認しながら走り込み。「毎年、自分の体も変わったりするし、同じではしっくり来ない部分も出てくる。自分の中での『これだ』というものを、少しでも多くつくれるように。スタートに関しては突き詰めています」。

 2月1日からの春季キャンプでは、いつでも走れる体をつくりつつ、打撃に重点をおく予定。「しっかり打てて、出塁率も良くなると(盗塁の)キャリアハイを超えてくると思う。塁に出たら、常に走るという気持ちで頑張りたい」。盗塁王奪回へ―。獅子軍団の“スピードスター”がスタートを切った。

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