【楽天】則本がタイトルに意欲「総ナメ出来るように」、開幕投手にも名乗り

スポーツ報知
雪だるまに足をかける則本(左)と松井

 楽天・則本昂大投手(28)が26日、楽天の本拠地・楽天生命パークの室内練習場で自主トレを公開。ブルペンで捕手を中腰にさせたまま変化球を交えて31球を投げ「プロ生活の中で一番自主トレの中では体を仕上げてきたつもりです」と自信をのぞかせた。

 今季で入団7年目。目標は「先発をやっているので、各タイトルがあるのでそのタイトル争いに絡めるような数字を残したいと思う」と掲げた。これまで最多勝、最優秀防御率などは無縁だが「総ナメ出来るように」と闘志を燃やした。

 則本は昨季、江夏豊(阪神)、鈴木啓示(近鉄)の6年連続に続き、3人目となる5年連続で最多奪三振のタイトルに輝き、1966年ドラフト制後では4人目となる入団から6年連続2ケタ勝利を達成した。一方で7月下旬には右肘違和感で持ち味の剛速球が影を潜め、最速140キロ台前半に低迷。コンディション面での苦労もあって自己最多11敗を喫し、防御率もワーストの3・69と悩みの多かった1年でもあった。

 雪辱を果たすため、12月は母校・八幡商高(滋賀)でトレーニングを積み、1月に入ってからはヤンキース・田中将大投手(30)に弟子入りして自主トレ。同僚の辛島、松井、藤平とともに順調に調整を進め、田中も前日(25日)には「今年は例年よりもいい話し合い、練習が出来たと思っている。今年の彼らには期待していいと思います」と太鼓判を押していた。

 開幕投手の座は、昨季最優秀防御率に輝いた岸と争うことになる。2年連続で則本が務めれば、岩隈に並ぶ球団最多6度目の大役。チームのエースが務める大舞台へ「143試合のスタートなので、すごくやりたい気持ちはあるし、まずはそこに標準を合わせて準備はするつもり。すごくやりたい気持ちは去年とかよりは強いかなと思います」と意欲を示していた。

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