【楽天】則本昂大、岩隈に並ぶ6度目開幕へ過去最高の仕上がり

スポーツ報知
自主トレを公開した則本昂は、6度目の開幕投手への意気込みを語った(カメラ・高橋 宏磁)

 楽天の則本昂大投手(28)が26日、仙台市内の楽天生命パークで自主トレを公開した。ブルペンでは31球を投げて順調な仕上がりをアピール。2年連続6度目となる開幕投手へ、並々ならぬ意欲を語った。6度目の開幕投手となれば、岩隈久志(現巨人)と並んで球団史上最多。則本昂に今季の意気込みを聞いた。

 開幕投手へ、これ以上ないアピールだった。ブルペンで捕手を中腰にさせ31球。セットポジションから変化球も交えながら、力のこもった投球練習を続けた。仕上がりは万全だ。

 「プロ生活の中で一番、自主トレで体を仕上げてきたつもり。去年は本当に悔しかったので、12月もほぼ休まずに母校(八幡商)に帰ってやっていた。それでいい仕上がりができたのかな」

 昨季は10勝11敗。防御率は3・69と、いずれもワーストに終わった。巻き返しに向けて闘志を燃やす。

 「先発をやっているので、各タイトルがある。総なめできるようにしたい。自分で成績が残せなかったとしても、チームが優勝ができたらそれでいい。自分は置いておいて、優勝だけを目指してやりたい」。

 自主トレ期間中は、不安定なバランスボールの上で体幹トレーニングを行うなど工夫をこらした。

 「昨年はオープン戦で足首を捻挫した。ケガがなければやれるという自信はある。まずはケガをしないようにやっていきたい」

 目指すは2年連続6度目となる開幕投手だ。17年はWBCに出場した影響もあって、大役を美馬に譲った。だが13年から4年連続、そして昨年も務めた開幕投手への思いは強い。

 「やっぱり、143試合のスタートなので、すごくやりたい気持ちはある。まずはそこに照準を合わせて準備はするつもり。すごくやりたい気持ちは、去年より強いかな」

 6度目の開幕投手となれば、岩隈と並び球団史上最多。キャンプインを前に、6年連続で2桁勝利を続けているエースのハートは燃え上がっている。(高橋 宏磁)

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