【ソフトバンク】工藤公康監督、新人合同自主トレを初視察 甲斐野らアピール

スポーツ報知
筑後の室内練習場での自主トレを視察に訪れ、奥村政稔(右)ら新人選手に挨拶され笑顔を見せる工藤公康監督(左から2人目)(カメラ・岩下 翔太)

 ソフトバンクの工藤公康監督(55)が28日、福岡・筑後市内で新人合同自主トレを初めて視察した。キャンプA、B組の振り分けを決める29日の監督・コーチ会議を前にした最終チェック。今年の新人5投手(育成をのぞく)は大卒、社会人出身の即戦力候補で、指揮官は「(主力中心の)A組に入る人もいると思う」と抜てきを示唆した。

 ドラフト1位の甲斐野央投手(22)=東洋大=を始め、5投手全員がブルペンで“御前登板”。A組入りへアピールした。工藤監督は「球は速いが力感がない。いいピッチャーの条件」と甲斐野を評価し、同2位・杉山一樹投手(21)=三菱重工広島=には「体が大きくて力がある」。他の新人についても全員の仕上がりに目を細めた。

 工藤政権は今季で5年目を迎えるが、新人のキャンプA組スタートは17年の田中だけ。新人たちは期待と不安を抱えながら29日の最終決定を待つ。(戸田 和彦)

野球

×