【日本ハム】ドラ1・吉田輝星に300人行列!中田、ダル、大谷、清宮超えた

スポーツ報知
自主トレを打ち上げた吉田輝(左端)は300人のファンにサインした(カメラ・佐々木 清勝)

 日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)=金足農=が30日、千葉・鎌ケ谷での新人合同自主トレを打ち上げた。「1日1日達成感があった。充実していた」と振り返った。5度ブルペン入り。「あまりフォームがよくない」と力を抑えて投球練習してきたが、すでに140キロ台中盤を計測している。

 31日に2軍キャンプ地の沖縄・国頭(くにがみ)村へ入る。2月16日の紅白戦登板が予定されている。実戦デビューへ「試合のように変化球も全部投げたり直球もマックスで投げたりできたら。今日もだいぶ遠投で強い球を投げられたので、いいフォームができていけば、普通に全開でいけるかなと思う」と話した。

 練習後、長蛇の列を作った約300人全員に、45分かけて即席サイン会を実施。これまで中田、ダルビッシュ、大谷、清宮も新人合同自主トレ中に同様のサイン会を実施してきたが4人とも集まったのは200人だった。しかも清宮以外の3人は日曜に実施。平日にもかかわらず多くのファンが集まり、注目度の高さを改めて示した。

 人生初の沖縄上陸。「たそがれるのが好きなのでボーッと海を見て、砂浜でごろごろしたいですね」と多忙の18歳らしい本音も漏らしつつも「全体練習はしっかりやって、それ以外でも時間があったらずっと走っていたい」。1年目から1軍での活躍を狙う輝星の決意は固い。(安藤 宏太)

 ◆1月の輝星

 ▼6日 千葉・鎌ケ谷の「勇翔寮」に入寮。ダルビッシュ(現カブス)や大谷(現エンゼルス)が使用した404号室に入った。

 ▼11日 新人選手研修会が都内で行われ、野球殿堂博物館も視察。さらにその後は根尾、藤原らとともに「テレビ朝日ビッグスポーツ賞表彰式」に出席してエンゼルス・大谷と対面。

 ▼17日 JRA競馬学校騎手課程の同世代との交流会に高卒新人5人で参加。騎乗した木馬に右2発、左2発ムチを入れ、憧れの馬に05年のクラシック3冠馬、ディープインパクトを挙げた。

 ▼24日 初めて捕手を座らせてブルペンで投球練習。受けた植村ブルペン捕手が「(変化が)独特。受けたことがない軌道」と驚くカーブを披露。

 ▼26日 ドラ6の田宮とバッテリーを組んでブルペン入り。140キロ台中盤の球速をマークし相棒の指を腫れ上がらせた。

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