【西武】松坂大輔にチョコ1200個! 平成11年キャンププレーバック

スポーツ報知
平成11年2月15日付の紙面

 大坂なおみが世界のトップに立ち、大相撲では玉鷲が初優勝。と思えば芸能界には「嵐」が吹き荒れる。もう何が起こっても不思議じゃない今日この頃。いよいよプロ野球のキャンプもスタートです。スポーツ報知が誇る各チームの担当記者が今季のイチ推し男を紹介。平成キャンプの名場面とともにお送りします。

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 横浜高で甲子園春夏連覇を達成し「平成の怪物」といわれた松坂大輔。ドラフト1位で入団した1999年の西武キャンプでは「大輔フィーバー」が吹き荒れた。バレンタインには1200個のチョコレートが届き、球団記録をマーク。キャンプ地には1万人を超える数のファンが詰めかけ、練習場を移動する際には身動きもままならない状態だった。そこでチームメートの谷中が「背番号18」のウィンドブレーカーを着込んで松坂に変装。ファンの気をそらした隙に本人は別の経路から脱出を図った秘話もあったほどだ。その後のメジャー挑戦、日本復帰とユニホームが変われど、18年たった今でも、松坂が浴びる歓声がその人気ぶりを物語っている。

森下記者イチ推し 山野辺翔

 キャンプA班スタートのドラフト3位・山野辺翔内野手(24)=三菱自動車岡崎=に注目だ。昨年、正二塁手だった浅村が楽天にFA移籍。「源田さんと二遊間を組みたい。(キャンプ開幕で)ここからがスタート」と気合十分。135段にもおよぶ“地獄の階段”が待ち受ける宮崎・南郷に乗り込む。甘いマスクと、流行のマッシュヘアで女性ファンからの人気も上昇中。辻監督も「柳の下に2匹目のどじょうがいるか」と期待を寄せる平成最後のルーキーから目が離せない。

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