【楽天】松井、イニエスタから侍道…「話聞いてみたい」J1神戸と懇親会

スポーツ報知
18年5月、東京ドームを訪れたイニエスタ(中央)と記念写真を撮る楽天ナイン

 楽天・松井裕樹投手(23)が、世界の超一流プレーヤーの教えを胸に、侍ジャパンのクローザー定着を目指す。10日に沖縄県内で、楽天が初開催するサッカーJ1・神戸との合同懇親会に、元スペイン代表MFイニエスタ、元同代表FWビジャ、元ドイツ代表FWポドルスキの超大物トリオも参加予定であることが31日、判明した。松井は「3人ともすごい選手。会えるのは楽しみだし、機会があれば話を聞いてみたい」と目を輝かせた。

 楽天の三木谷オーナーが、神戸のオーナーも務めている関係で実現する初のイベント。イニエスタとビジャは10年W杯を、ポドルスキは14年W杯を制したサッカー界の超トッププレーヤーだ。野球とサッカーという競技の枠を超え、来年の東京五輪出場を熱望する左腕にとって、最高の教材となる。

 サッカー好きでもある松井は「田中(将大)さんもそうですけど、特別な人はオーラみたいなものを持っている。そういうものは、積み重ねてきたものだったり、人間性などで表れてくるもので、自分が出そうと思って出せるものじゃない。まずはそれを同じ空間で感じてみたいですね」と対面に胸を躍らせた。

 実際に学びたいこともある。「シーズンで出せているパフォーマンスが、代表では100%出せてない。代表に長く選ばれるためには、そこが課題ですね」。昨年11月の日米野球にも招集はされたが、背番号はチームでの1でも、17年の第4回WBCでつけた10でもなく、24だった。代表定着、さらに侍ジャパンのクローザーの座を手にするために―。最高峰の戦いで本来の能力を発揮するコツを、世界一を知る男たちから吸収する。(片岡 泰彦)

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