【西武】内海哲也、パ強打者封じへカット復活

スポーツ報知
主な移籍相関図

 巨人から移籍した西武・内海哲也投手(36)が1日、宮崎・南郷でキャンプインした。早速ブルペンで捕手の森を座らせ、直球とカーブを交えて名刺代わりの40球。新天地で戦う今季、カットボールを武器にする考えを明かした。

 午前7時30分過ぎ、球場に一番乗りで姿を現した。ブルペンでは辻監督の前で腕を振り、「全力に近いぐらい。周りで若いピッチャーがイキのいいボールを投げていたので、惑わされないように。いい練習ができました」と、充実感を漂わせた。受けた森は「球のキレやコントロールはいいように感じました」と語り、辻監督も「球種を交えながら、中身のあるピッチングだったね」と、うなずいた。

 パの打者について、「全球種フルスイングでくるイメージ」と話す。いかに打ち取るか。「芯を外して崩せたら」と、投球の幅を広めるため、近年封印していたカットボールを解禁する。

 きっかけは1月に巨人・今村らと奄美大島で行った自主トレだ。「今村に『カットボールの握りを教えてください』と言われた時、試しに投げてみたら、いい横曲がりだった。握り方を変えながら投げていたら、きれいに曲がるようになった」という。「2年ほど前から痛打されることが多くなって、消えていった」という球種。南郷の地で磨き、復活させ、勝負のプロ16年目に臨む。(森下 知玲)

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