【中日】右手の血行障害から復活を目指す13年ドラ1鈴木が2度目のブルペン入り「指のかかりも悪くなかった」

スポーツ報知
右手血行障害手術からの復活を目指す鈴木翔

 右手血行障害からの復活を目指す中日・鈴木翔太投手(23)が4日、沖縄・読谷で今キャンプ2度目のブルペンに入り、途中から捕手を座らせた。少しずつギアを上げ、オール直球の50球のピッチング。「こんなに早く捕手に座ってもらって投げられるとは思っていなかった。指のかかりも悪くなかったと思います」と手応えを口にした。

 鈴木翔は昨夏に右人差し指の違和感に悩まされ、同11月に右手血行障害の回復手術を受けた。名古屋で自主トレをしていた1月下旬に投球を再開。「(調整が)予定より早くきている。あとは球数を増やしながらキャンプの終盤に打撃投手、シート打撃に登板できたら」と今月中の実戦登板にも思いをはせた。

 今季からエースナンバーの18を松坂に譲り、支配下では誰よりも大きな背番号99で再出発を切った。「正直、開幕に入りたい思いはあるんですけど、まだリハビリ段階なので焦らず、しっかり投げることを第一に考えています」。アピールしたい思いも抑えながら、一歩ずつ復活への階段を昇っている。

 静岡・浜松市の聖隷クリストファー高から2013年のドラフト1位で入団し、6年目のシーズンを迎えた。首脳陣も先発ローテの一角として、大きな期待を寄せている。「とにかく何の問題もなく投げられてよかったです」。次代のエースと呼ばれてきた右腕が、今季こそ真価を発揮する。

野球

×