【ＤｅＮＡ】飯塚悟史、番長のような２段モーションでローテ入りアピール

　ＤｅＮＡの飯塚悟史投手（２２）が４日、フリー打撃に初登板。神里、楠本、ドラフト６位の知野＝ＢＣ新潟＝相手に３９球を投げ、安打性１本に抑えた。１月から取り組む三浦新投手コーチの現役時代のような２段モーションで最速１４８キロをマーク。開幕ローテ入りへアピールした。

　ゆったりと２度左足を上げるフォームで平均１４５キロの快速球を投げ込んだ。練習に取り組むうちに自然と今の形になり「自分の時間が取れている」と好感触。本家の番長からは「右足で地面に杭（くい）を打つように」とアドバイスを受け実践。「この時期にあれだけの球が投げられればいい」と合格点をもらった。

　直球中心に投げ、球種を予告しながら空振りも奪い「しっかり力のあるボールが投げられた」と納得の表情を浮かべた。ラミレス監督も「下半身を強化して腕の振りも良くなって力が伝わっている」とうなずいた。昨季は９試合で１勝６敗に甘んじた。高卒５年目の２２歳が「番長フォーム」でローテ入りし「番長２世」に成り上がる。（岸　慎也）