【ヤクルト】ドラ８・吉田大成、輝星ばり「有名になれるように頑張る」

◆ヤクルト紅白戦　白組７―２紅組＝特別ルール＝（７日・浦添）

　ヤクルトのドラフト８位、吉田大成内野手（２３）＝明治安田生命＝が７日、キャンプ初実戦の紅白戦に「８番・二塁」で出場し、いきなりマルチ安打。昨年のドラフトで平成最後に指名された支配下選手は「自分より下はいない。上がっていくだけ」と力を込めた。

　思い切りのいい打撃が光った。２回２死から右前へはじき返すと、６回１死で右翼線へ二塁打。「社会人から即戦力で連れてきてもらって、結果にこだわっていこうという気持ち」と喜んだ。首脳陣からのアドバイスは青木の打撃を見ること。小川監督は「足、守備のイメージだったけど、シャープなバッティングがいい」と驚きを隠せない。

　日本ハムのドラ１、吉田輝星と名前の響きは近いが、現時点で注目度に大きな開きがある。「似ているので、僕も彼みたいに有名になれるように頑張りたいです」。実戦向きの２３歳が、最大の下克上へ闘志を燃やした。（田島　正登）