【日本ハム】有原航平、キャンプ初のブルペン20球に好感触…胃腸炎で出遅れ

スポーツ報知
アリゾナキャンプで初のブルペン投球を行った有原手(カメラ・小島 和之)

 【スコッツデール(米アリゾナ州)7日=ペン・小島和之、カメラ・中島傑】日本ハムの有原航平投手(26)が、今キャンプで初めてのブルペン投球を行った。捕手を座らせ20球を投じ、好感触。胃腸炎のためキャンプ序盤で出遅れた右腕は「ここからがスタート」と意欲を見せた。17年以来2度目の開幕投手奪取へ、アピールを続ける。

 スタートラインのブルペンに立った有原が、快音を響かせた。捕手を座らせた状態で約20球を投じ、「とりあえず、投げられたというのは良かったかなと思います。まだまだ威力も精度も上げて行かなきゃいけない。ここからスタート」と表情を引き締めた。

 投手陣の中心と期待される右腕だが、今キャンプは1月下旬の現地入り後に胃腸炎でキャンプ初日から欠席。チームには4日に合流したが、別メニューで調整を進めてこの日から全体練習に合流した。この日は「6、7割」ながら、直球やツーシームを投げ込み「力を入れたときにバランスのいいフォームで投げられるようにもっと練習していきたい」と振り返った。

 開幕投手へ強い思いがある。初の大役を託された17年は6回途中6失点で負け投手に。2年連続の開幕投手が内定していた昨季は、右肩の炎症のため開幕に間に合わず、ロドリゲスにその座を譲った。出遅れも響き、3年連続の2ケタ勝利も逃し8勝5敗。先発投手陣の核である右腕の不調に引っ張られるように、チームも3位に終わった。

 投球を見守った栗山監督は「試していることもあったので、それがすごく良かった。今年は必ずやってくれるという感じを受けました」と評価した。今季の開幕投手候補の1人である右腕。「とにかく結果を残してアピールしなきゃいけない。1球1球、精いっぱい投げたい」と巻き返しを誓った。

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