【楽天】新戦力〈7〉小郷裕哉、50メートル5秒8の俊足とパンチ力で開幕1軍狙う

スポーツ報知
ランチ特打で汗を流した小郷

◆ドラフト7位・外野手 小郷裕哉(22)=立正大=

 ドラフト7位の小郷裕哉外野手(22)=立正大=は、50メートル5秒8の俊足。本人はキャンプ前に「走塁でアピールしていきたい」と語っていたが、様々な場面で潜在能力の高さを見せている。シートノックでは、矢のような正確な送球を何度も披露。平石洋介監督(38)は「いいものを持っている」と評価する。

 立正大4年秋の明治神宮大会で8打数4安打3打点。チームを9年ぶりの優勝に導いた。自ら「打撃が課題」と語る通り、まだ粗削りな印象もある。ただ、金武キャンプ2日目の12日にはランチ特打で約100スイング中、6発のサク越え。高校通算28本塁打をマークしており、長打力もある。

 やはり新人なだけに、細かな技術面での課題は残る。12日には平石監督から「もっとボールに直線的に入って捕球して、それから投げろ」と助言を受けた。本人は「自分は投げることを優先して、大回りして捕球していた」と反省した。

 14日の阪神戦から、いよいよ対外試合が始まる。「実戦でどれだけできるか。変化球にどれだけ対応できるか。改めて自分の持ち味をアピールしていきたい」。開幕1軍入りを目指し、攻守両面でアピールを続けていく。

 ◆小郷 裕哉(おごう・ゆうや)1996年8月3日、岡山・倉敷市生まれ、22歳。父の影響で小学1年から野球を始める。関西高(岡山)では内野手で1年から主力として活躍し、2度甲子園に出場。高校通算28本塁打。立正大では3年の春からレギュラーに定着。178センチ、85キロ。右投左打。

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