【日本ハム】上沢、初の開幕投手決定 栗山監督「1戦目はナオ」2戦目は金子

スポーツ報知
日本ハム最近10年の開幕

 【スコッツデール(米アリゾナ州)12日=ペン・小島和之】日本ハムは1次キャンプを打ち上げた。栗山英樹監督(57)は、3月29日のオリックスとの開幕戦(札幌D)の先発を上沢直之投手(25)に託すことを明言した。チームは13日未明にチャーター機で帰国の途に就いた。日本時間14日に那覇空港に到着し、沖縄・名護市と国頭(くにがみ)村で15日から行う2次キャンプに備える。

 こだわりが詰まったサプライズ発表だ。栗山監督は「1戦目はナオ。上沢にしっかりお願いします、と話しました。2戦目、相手はオリックス。金子弌大(ちひろ)でいきます」と、開幕1、2戦目にちなんだ12時12分にスタートダッシュ構想を明らかにした。

 上沢は昨季チームトップの11勝を挙げてエースに成長したこともあり「最初からイメージはあった。迷いなく決めさせてもらった」と、右腕の誕生日だった6日に起用を決めた。8日に上沢を監督室へ呼び「開幕お願いします」と記した手紙を手渡した。8年目で初の大役となる上沢は「任された大役を全うしたい」。開幕投手6度の金子から「そんなに気負う必要もない」と助言を受け、「いいスタートダッシュが切れるように」と意気込んだ。

 開幕2戦目に、今季オリックスから加入した金子弌大投手(35)を古巣相手に初登板させることも明かした。「相手が古巣というのは苦しいかもしれない。でも去年みたいに3連敗するわけにもいかない」と指揮官。金子は「正直なところ、まだ投げるイメージは湧いてこない。今後は抑えることを考えていきたい」と古巣斬りを誓った。

 自主トレーニング期間を含めたアリゾナでの約2週間を終え、栗山監督は「球団には多くのお金を使わせてもらって感謝をしている。それに応えるべく結果を出さないと」と気を引き締めた。

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