【広島】加藤改め矢崎が日南キャンプMVPに 佐々岡コーチも思わず…

スポーツ報知
投球練習をする矢崎拓也(カメラ・義村 治子)

 広島が13日、宮崎・日南の1次キャンプを打ち上げ、佐々岡投手コーチが投手陣のMVPとして、矢崎拓也(24)と床田寛樹(23)の大卒3年目コンビを指名した。ところで矢崎って誰だ?

 同コーチは「加藤もチャンスだと分かっているので…」と言いかけて「ゴメン。矢崎だったね」と頭をポリポリ。そう、16年ドラフト1位で慶大から広島入りした加藤拓也と聞けば思い出すだろうか。デビュー戦の17年4月7日のヤクルト戦で9回1死まで無安打無得点を演じた剛球右腕。昨年1月に結婚して妻側の籍に入り、今季から登録名を本名の「矢崎」に変更した。

 昨季は突如制球を乱す悪癖が影響して“加藤”は1軍登板なし。ところが11日の紅白戦で“矢崎”は、文字通り別人のような投球を披露した。テンポ良く追い込む制球力で2回を完全斬り。それでも「満足したら終わり」と慢心しなかった。

 この日はMVPを分け合った床田がユニホームを忘れて矢崎に借りたため、2人の「YASAKI」が並んで投球する事態に。そんな矢崎がメーカーに支給されたバッグには誤って「YAZAKI」とプリントされていた。「僕は『S』って書いて送ったのに『Z』になってました。ZETTだからかな」。コメントもMVP級の矢崎が心機一転、ブレイクする!?(田中 昌宏)

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