【中日】松坂のキャンプ離脱を発表「セカンドオピニオンを求める」
中日は14日、松坂大輔投手(38)が別の医療施設でセカンドオピニオンを求めるため、キャンプ練習に参加しないと発表した。すでに沖縄を離れており、かかりつけの医師のいる関東圏で再検査を受け、今後の治療方針を固める。
松坂はキャンプ第1クールでファンとタッチを交わした際に、右腕を引っ張られたような形となり、右肩を痛めた。その後は回復具合が思わしくなく、12日に沖縄県内の病院で検査を受け「右肩の炎症」と診断されていた。前日(13日)には那覇空港に姿を見せ「何も言えないことになっているんで。申し訳ないです」と話し、緊急帰京した。
北谷球場で対応した中日・西山球団代表は「今日(別の病院で)診てもらって、最終的な報告があるでしょうから、それを聞いて判断します。いつ練習参加できるかは、診てもらった結果次第」と説明した。
松坂は今キャンプで一度もブルペン投球をしておらず、開幕ローテ入りは絶望的な状況となっている。即席でサイン会を開くなどファンサービスにも熱心なカリスマが、不慮のアクシデントで窮地に追い込まれた。
◇今キャンプの松坂
▼2月1日 今季から復活した背番号18を披露。「ワクワクする。覚悟、責任を感じる」
▼同2日 キャッチボールを終えると、日米通算201勝を誇る野茂と対面し談笑。陸上トラックでも精力的に走った。
▼同3日 報道陣シャットアウトで室内練習場で70分間、ティー打撃とマシン打撃。「下半身と体幹のトレーニングも含めてやった」
▼同4日 キャッチボール、ランニングなど軽めのメニューで終了。渡米するため都内に移動。
▼同5日 米国に出発し、永住権の更新手続きを1泊3日の強行日程で済ませる。
▼同8日 昼過ぎに北谷球場入りし、ランニング、キャッチボール。投手小屋付近でサインも。「(時差?)大丈夫です」
▼同9日 全体練習に合流。室内で打撃練習を行った後は約30分のサイン会。
▼同10日 サブグラウンドでキャッチボール。ランニングも精力的にこなした。
▼同11日 球団が右肩違和感のためノースロー調整となることを発表。ファンとの接触で痛めたことも明かされた。
▼同12日 沖縄県内の病院で「右肩の炎症」と診断。開幕ローテ入りは絶望的に。
▼同13日 キャンプ地の沖縄を極秘で離れ帰京。