【ロッテ】大暴れ3安打2打点の藤原「高校時代の方がプレッシャーはありました」

スポーツ報知
安打を放つロッテ・藤原

◆練習試合 中日6―7ロッテ(14日・北谷)

 ロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭高=が14日、中日との練習試合(北谷)に「1番・中堅」で先発出場。同じく高卒1位の根尾(中日)、小園(広島)に先駆けて実戦初安打をマークすると、2本の適時打も放ち、3安打2打点と大暴れした。侍ジャパンの一員として昨秋の日米野球で好投した笠原、中日の守護神候補・田島を攻略。フルスイングを貫きながら、試合の中で一線級の投手に適応するセンスを見せた。

 快音が鳴り響くのは時間の問題だった。石垣島から那覇入りした12日の昼過ぎ。出発を待つ藤原に「重圧」について聞いてみた。ここまで実戦とシート打撃を合わせて17打席連続無安打。極度の不安や緊張を感じているのかと思ったが、「高校時代の方がプレッシャーはありました。それに比べたらまだ大丈夫かなと思います」とケロリとしていた。

 昨夏の甲子園、第100回大会はチームの4番として史上初となる2度目の春夏連覇に貢献した。大阪桐蔭は優勝の大本命に推され、「打って当たり前」という周囲の評価とも戦ってきた。そこで身に付けた自信もあったのだろう。報道陣は連日のように「プロの壁」と、はやし立てるも、藤原は「自分のスイングはできてきているので」と至って冷静だった。

 母・道子さん(42)によれば「落ち込んだりすることはなくて『次に、次に』って感じ」という前向きな性格。精神面も一流の素質があると見た。この日は初安打を手始めに一気に猛打賞。自信を深めたドラ1に大爆発の予感が漂う。(ロッテ担当・長井 毅)

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