【広島】鈴木誠也、3学年上・堂林翔太の“臨時打撃コーチ”に

スポーツ報知
鈴木誠也から打撃指導を受けた堂林翔太

 広島・鈴木誠也外野手(24)が15日、3学年上の堂林翔太内野手(27)に請われて“臨時打撃コーチ”になった。沖縄2次キャンプが始まり、精力的にフルメニューを消化。午後の個別練習の時間も、堂林に懇願されてトレーニングウェア姿で室内練習場へ。自らのマシン打撃に加え、先輩への指導を計1時間にわたって敢行した。

 指導内容について、鈴木は「言える範囲で? 言える範囲を超えています」と、多くを語らなかった。しかし、堂林は「打撃のコツです。手首の返し、右の腰の出し方。コーチに言われていることを相談しました。誠也は生きた教材。自分が良くなるためなら、引っ張ってでも見てもらわないと。僕は立場的に結果を出さないといけない」とキッパリ。昨季は63試合に出場したが、打率2割1分6厘で、3年ぶりに本塁打ゼロ。プライドをかなぐり捨てて、後輩にレクチャーを受けた。

 鈴木は、この日から練習にスライディングも取り入れた。昨年11月に右足首のボルトを除去した影響も皆無。若き主砲がチームの精神的支柱になりつつある。(田中 昌宏)

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