【DeNA】筒香嘉智、三浦大輔コーチと“夢特訓”早出練習で実現 

スポーツ報知
早出練習後、102球投げ込んだ三浦投手コーチ(左)にボールを渡す筒香

 DeNAの筒香嘉智外野手(27)と三浦大輔投手コーチ(45)の“夢対決”が15日、早出練習で実現した。通算172勝の「ハマの番長」から愛の102球に、「ハマの4番」は4連発を含むサク越え15本で応え、「うれしいですし貴重。すごくいい時間を過ごせた」。番長も「日本の4番。雰囲気がある」と、活躍を願っていた。

 午前9時。ファンもまばらな宜野湾で背番号18と25が相まみえた。番長は「筒香さんの頼みじゃ断れへんやろ」と、マウンドより少し前ながらテンポ良く投げ込んだ。筒香が入団1年目の10年2月、シート打撃で左越え二塁打を放って以来9年ぶりの対戦だ。

 50球を前に筒香は肩で息をし、「ペース速すぎます!」とスローダウンを要求。80球を過ぎ、主砲が今度は「大丈夫ですか?」と、引退から2年以上経過のレジェンドを心配も継続。番長の現役時代の登場曲で竹内力が歌う「リーゼントブルース」も流れ、気分も上がり、筒香を「球が速くなった」と差し込む場面もあった。

 計20分で102球。筒香は「現役復帰? ちょっと厳しいんじゃないんですか」とニヤリも、「ピュッてきていてだいぶ重いいい球」と頭を下げた。番長は「102球? そんなに投げた? 指名があればいつでも手伝うよ」と、涼しい顔で“再戦”を約束していた。(岸 慎也)

野球

×