【楽天】新戦力〈9〉清宮虎多朗“清宮対決”実現へ制球磨き支配下目指す

スポーツ報知
スタミナと190センチの長身から投げ込む直球で支配下登録を目指す清宮

◆育成1位・投手 清宮虎多朗(18)=八千代松陰高=

 190センチ、84キロの巨体からド迫力の球を投げ込む。7日、久米島での2軍キャンプ。ブルペンでの投球練習を見守った平石洋介監督(38)は、最速145キロ右腕の明るい未来を予想した。「いい球を投げてました。楽しみな存在です。ものになったら、すごいと思いますよ」。

 1月の新人合同自主トレでは、電子音に合わせ片道20メートルをダッシュ、その本数を競う恒例のシャトルランに挑戦。球団新記録となる143本をマークした。スタミナは十分にある。課題の一つが制球だが、プロで戦うための“下地”はある。

 武器の一つが、千葉・八千代松陰高3年時に習得したカットボールだ。左打者の内角を大胆につく度胸もあり、制球を磨けば左打者の方が打ちにくいかもしれない。

 1999年5月25日に生まれた日本ハム・清宮幸太郎内野手(19)の1学年下で、誕生日は5月26日で1日違い。名字の読み方が「キヨミヤ」と「セイミヤ」で異なる上、本人は「(清宮に)ライバル心はない」と話すなど、興味を示そうとしなかった。だが、“清宮対決”が実現すれば、注目を集めることは間違いない。まずは支配下登録。いずれは1軍で、清宮に真っ向勝負を挑んで、打ち取れるほどの力を身に着け、勝利に貢献する。

 ◆清宮 虎多朗(せいみや・こたろう) 2000年5月26日、千葉・八千代市生まれ、18歳。5歳で野球を始め、八千代松陰中2年で全国大会出場。八千代松陰高では1年秋からベンチ入りし、2年冬には千葉県選抜に入り台湾遠征を経験。甲子園出場なし。球種はスライダー、カットボール、フォーク、カーブ。右投左打。190センチ、85キロ。

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