【楽天】ルーキーのソロだけでロッテに完敗 平石監督は「冷静に狙い球を絞らないと…」

スポーツ報知
試合前の練習を見守る楽天・平石洋介監督。左は山崎武司氏

◆練習試合 ロッテ4―1楽天(16日・金武)

 楽天の今キャンプ2度目の対外試合となるロッテとの練習試合は、ドラフト6位ルーキー・渡辺佳明内野手(22)=明大=に初アーチが出たものの、計5安打1得点で完敗。平石洋介監督(38)は試合後、「しっかり振ろうとするのはいいが、打つべき球とそうじゃない球を見極めないと。もう少し冷静に狙い球を絞って準備すれば、結果も変わってくる」と、粗さの目立った打線に苦言を呈した。

 唯一の得点を生んだ渡辺佳については、「バットコントロールがいいし、体の使い方が上手」と久米島キャンプでも野手のMVPにあげていた指揮官。外角のシュートをファウルにして粘った後に、内角のスライダーをさばいた一発に「うまく体が回転した。このまま彼らしい姿を見せていってほしい」と高く評価した。

 投手陣も先発ローテーションの一角に期待する3年目の藤平尚真投手(20)が3回3失点とピリッとしない内容。平石監督は「昨年フォームを崩し、オフとキャンプに取り戻そうとしてきた。一番悪かった時と比べたらいい方向に向かっている」とした一方で、「実戦のマウンドで(フォームを)気にしてたら勝負にならない。もう少し打者と勝負する姿勢がほしかった」と、悩めるエース候補に奮起をうながしていた。

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