【中日】松坂、キャンプ打ち切り 17日に名古屋に戻ってリハビリへ

スポーツ報知
松坂大輔

 ファンとの接触で右肩を痛めた中日・松坂大輔投手(38)のキャンプ打ち切りが16日、決まった。13日に極秘帰京して関東圏の病院で検査を受けた松坂はこの日、沖縄に戻って球団に報告。診断結果は12日に沖縄県内の病院で出たものと同じ「右肩の炎症」だったが、17日に再び沖縄を離れて本拠地・名古屋でリハビリに励むことになった。

 松坂からの報告を受けた西山球団代表は、午後11時前に恩納村の宿舎で報道陣に対応。「リハビリ及び治療をしながらトレーニングするために、明日、沖縄を離れます。名古屋に戻ります」と発表した。与田監督やトレーナーと相談した結果、他の選手と同じ強度で練習することが難しいと判断。松坂本人も、いったん名古屋へ戻るべきと意見が一致したという。

 西山代表は「炎症が消えればスローは再開していいと言われている。重症じゃないことは間違いない」と話したが、全治は未定。2月中のキャッチボール再開は難しい状況だ。19日に名古屋のチームドクターによる再検査を受けた後も沖縄には戻らず、名古屋市内でリハビリを続ける。球団は松坂が2軍に合流することも想定してこの日から読谷に急きょ警備員を2人配置したが、結果的に空振り。5月以降とみられた復帰もさらに遅れる可能性が出てきた。(長尾 隆広)

 ◆松坂の故障経過

 ▽2月11日 右肩違和感のため当面ノースローとすると発表。ファンとの接触が原因だったことも公表

 ▽12日 沖縄県内の病院で検査を受け、右肩の炎症と診断される

 ▽13日 キャンプ休日に極秘帰京

 ▽14日 セカンドオピニオンを求め、関東圏にあるかかりつけの病院で検査

 ▽15日 同じ病院で受診

 ▽16日 再び沖縄入りし、球団に関東圏での診断結果を報告。キャンプ離脱が決まる

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